ポーズ集として、パーツ集として。着せ替え人形・東山さん

カット・ショップの作品は、ポーズ集でありパーツ集です。
スーツを着た男性のイラスト 01」は、スーツ姿の男性のポーズが5つ収まったポーズ集ですが、視点を変えて、いろんな部位のブロックが5種類並んでいるパーツの集まり、つまりパーツ集だと眺めてください。

試しに、1つの絵をグループ解除します。

ブロック構成。胴体、頭、腕、手がそれぞれグループになっている

頭部、胴体、上腕(左右)、前腕(左右)に別れます。
着せ替え人形・東山さんは6ブロックで出来ていることがわかりました。
さらに、もう一つ別のポーズも分解し、それぞれのポーズのパーツから、第三のポーズを作ってみます。

  1. ポーズAの左腕(上腕・前腕)を削除
  2. ポーズBの左腕(上腕・前腕)をポーズAの左肩に移動
  3. そのままでは、左前腕が胴体から離れているので、より近づける
  4. はみ出した左上腕の肘部を前腕の肘に接合する
  5. 頭部を好みの角度で回転する
  6. 開いた口を削除し、ペンツールで口のラインを引く
  7. 右前腕部を時計回りに少し回転する

以上で、『少し優しい、これがポイント!』ポーズが出来ました。移動、回転、肩・肘の接合部の調整と口のライン引きだけで新ポーズの完成です。
ベクターデータだからできる、簡単バリエーション作成法です。

※ 動物カテゴリーなど、『着せ替え人形・パーツ集』構造になっていない作品があります。