ポーズ集として、パーツ集として。着せ替え人形・東山さん
カット・ショップの作品は、ポーズ集でありパーツ集です。
「スーツを着た男性のイラスト 01」は、スーツ姿の男性のポーズが5つ収まったポーズ集ですが、視点を変えて、いろんな部位のブロックが5種類並んでいるパーツの集まり、つまりパーツ集だと眺めてください。
試しに、1つの絵をグループ解除します。
![ブロック構成。胴体、頭、腕、手がそれぞれグループになっている](https://gaten-cut.shop/wp-content/uploads/2023/03/23a63db6b3d3d4e85dbf055f6cef2e45.png)
頭部、胴体、上腕(左右)、前腕(左右)に別れます。
着せ替え人形・東山さんは6ブロックで出来ていることがわかりました。
さらに、もう一つ別のポーズも分解し、それぞれのポーズのパーツから、第三のポーズを作ってみます。
![](https://gaten-cut.shop/wp-content/uploads/2023/03/9b53b2afd66730939bd4e1048ac9686b.png)
- ポーズAの左腕(上腕・前腕)を削除
- ポーズBの左腕(上腕・前腕)をポーズAの左肩に移動
- そのままでは、左前腕が胴体から離れているので、より近づける
- はみ出した左上腕の肘部を前腕の肘に接合する
- 頭部を好みの角度で回転する
- 開いた口を削除し、ペンツールで口のラインを引く
- 右前腕部を時計回りに少し回転する
以上で、『少し優しい、これがポイント!』ポーズが出来ました。移動、回転、肩・肘の接合部の調整と口のライン引きだけで新ポーズの完成です。
ベクターデータだからできる、簡単バリエーション作成法です。
※ 動物カテゴリーなど、『着せ替え人形・パーツ集』構造になっていない作品があります。
2016年8月24日