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Freebieの配布、始めました。ベクターもビットマップも同梱、いろんなアプリで楽しめます

このたび、当サイト、カットショップ・画点でも無料素材(=Freebie)の配布を始めました。
ありそうであまり見かけない、雑多なアイテムを、不定期ですが、その都度1〜2点程度のペースで、アップロードする予定です。
ナビゲーションメニュー内の「カテゴリー」→「Freebie」、「カテゴリーから探す」グループの黄色いFreebieボタンからも確認できます。

【目印は三角のFreebieタグマーク】
三角形のFreebieタグマークを各アイテムのプレビュー画面につけてあります。(下図参照)

【ベクターも、ビットマップも、二種類のデータを圧縮ファイルに】
Freebieアイテムは、ベクターデータ(.ai)とビットマップデータ(.png)の二つを収録しています。
pngデータのサイズは1248×882pix、色々と使えるサイズで書き出しています。
お手持ちの、使いなれたアプリケーションにあう形式を選びましょう。

【コンテンツのダウンロード法】
①アイテムを選び、『お買い物カゴに追加』をクリックして、お買い物カゴに追加。
②「お買い物カゴに追加しました。」と表示されたら、右側の『お買い物カゴを表示→』をクリック、『ショッピングカート』へ移動。
③「お買い物カゴ」画面で、選んだアイテムが表示され、金額が「¥0」であることを確認し、『購入手続に進む→』をクリック。
④「お会計」が表示されたら、お客様情報の入力欄(「請求先情報の詳細」)が表示されますので各項目に入力してください。
姓と名、国または地域、eメールアドレスは、入力必須項目です。「サイトの利用規約を読んで同意しました」にチェックを入れ、『注文する』ボタンをクリックします。
⑤『注文を完了しました』の画面が表示されます。
ページの中段に『ダウンロード』欄の左端にアイテム名、右端に『xxxxxxxx.zip』という圧縮ファイル名ついたボタンが表示されますので、クリックします。ご使用のデバイスのダウンロード設定に従って、ファイルがダウンロードされます。

以上です。

それでは、カットショップ・画点のFreebieコンテンツ、さまざまに工夫してお楽しみください。

2024年8月20日

より詳しくは、「Freebieコンテンツ(無料素材)について」をお読みください。

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使って増やし、増やして使う、使い方いろいろ。新パーツチェンジシリーズ登場〜その3

第3回、コストの比較をしてみましょう。

“食する人”シリーズの単品ファイルは、1点500円です。また「食べるパーツ集 1集」の価格は、4食種のパーツを収録して1,000円です。
「○○を食べる○○さん」は4種販売していますので、単品ファイルで4食種全てを購入していただくと合計が2,000円です。[キャラで選択するにせよ、食本位で集めるにせよ、4点のお買い上げです]

「その1」で紹介した形、土台になるベースイラスト1点を購入いただき、「食べるパーツ集 1集」を買っていただいた場合だと、別ポーズ3点を買ったことになりますので、パーツチェンジを行えば、都合1,500円、1ファイルあたりの単価は、375円です。[仕上がり内容:人物1種・食種4種]
秒殺高速チェンジを実行するだけで、キャラ本位で4点買っていただいた場合より、500円の節約となります。
さらに「食べるパーツ集 2集」を買い足した場合は、合計2,500円ですので、1品あたり312.5円となります。[仕上がり内容:人物1種・食種8種]
パーツ集の販売を思い立ったのは、高速パーツチェンジで楽しく(笑)コストダウンが図れると考えたのがきっかけです。

「その2」で紹介した方法ですと、ベースイラスト2点で1,000円ですから、4点の作品に展開すると単価は@250円となります。[仕上がり内容:人物2種・食種2種]
汎用性があって応用が利く。ウェルバランスな購入法ではないでしょうか。

いろいろな食のパターンが欲しい方、さまざまな人物の食事風景を構成したい方…あなたのお仕事にあった集め方で活用していただけたら企画者冥利というものです。
さらにもう一味!という方は、以下をお読みください。

「プロフェッショナルデザイナー御用達」を標榜するカット・ショップは、そのまま配置して使うデータの需要には単品ファイルでお応えし、案件に合わせて少し手を加えたいといった嗜好やプロとしての矜持を持った方、こうすればこんな風に使えるなとアイデアが湧き出るデザイナー各位に向けて、“さわりやすい”ベクター画の販売を軸に据えています。
今回の新パーツチェンジシリーズの単品ファイルにおいても、胴体と前腕と食の部分の3レイヤーに分けている意図は、その辺りにあります。

うどんを食べている絵を手に入れたのはいいのだが、本当は今まさに口に入らんとしている瞬間が欲しいんだよな〜というような場合を想定して、「うどんを食べる男性のイラスト(食する人01)」をさわってみました。
マリオネットの様に、腕、肘、手首の位置を調整して、最後に麺の下部を引き伸ばしました。
所要時間は、5分といったところです。タイトな制作時間内でも許せる範囲だと思いますが如何でしょう。

1点だけだとさわった効果がわかりにくいかも知れません。「その2」で作った“うどんを食べる女性”と並べてみました。少しの違いを加えることにより、バランスのよい「夫婦仲良くうどんを食べるの図」が完成しました。

パーツチェンジシリーズ、食だけでなくいろいろと構想していますので、ご期待ください。

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人も食も違う2点なら、コピペ2回で4点に!新パーツチェンジシリーズ登場〜その2

今回は、日常的に Illustratorを使っていて、加えて本ブログ「ティップス・チップス」の読者である賢明な皆様なら、前回の投稿を読んだ時点で既に思いつかれたかもしれない内容、別キャラ・別食のイラストが2点あれば、前回の技(というほどでもないですが)で簡単に、2名2食種の4点に増殖できるのではないか…の巻です。

はい。全くその通りです。“食する人”シリーズは、それを踏まえて設計・制作していますので、

1.2枚のファイルを開く。
2.一方のファイルの食レイヤーのロックを解除し、全選択(⌘+A)し、コピー(⌘+C)する。
3.もう一方のファイルに移動し、新規レイヤーを作成し、前面へペーストする(⌘+F)。
以上の工程で別ポーズが完成します。

作業上のポイントは、「その1」と同様、通常のペースト(⌘+V)ではなく、前面へペースト(⌘+F)、または同じ位置にペースト(⌘+shift+V)を使うことです。
少し講釈り(笑)ますと、二つのファイルのアートボードを全く同じサイズに設定しておけば、ファイルが違ってもペースト位置がコピー元ファイルと同じところにくるという仕掛けです。(tipsといえばtipsといえるかも)

実際に前回使用したご飯を食べる女性のイラスト(食する人02)」に加えて、「うどんを食べる男性のイラスト(食する人01)」を使って、食べている内容を相互交換させてみます。
手順は上に記しただけ。

2品を4品にするに要する時間は、作業の遅い筆者でも、1分もかかりませんでした。
あまりにも簡単で拍子抜けしたので、おじいさんに移したお茶わんの柄色を変えて、夫婦茶碗にしようとか楽しんでみましたが、それでもカップ麺ができるまでの待ち時間程度で完了でした。

次回は、それぞれの使用法のコストを整理してみる「その3」です……

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パーツチェンジでラクラク別絵に。新パーツチェンジシリーズ登場〜その1

カット・ショップらしい新商品シリーズが登場しました。
デフォルメしたカット絵上の指の形や太さの微妙な違い…といった微細なことには目をつむり、高い着せ替え性(!?)を追求した新商品です。

先ずリリースしたのは“食する人”シリーズ。
ご飯を食べる、みそ汁を食べる、煮物を食べる、うどんを食べるの4種の食行為と人物イラストの組み合わせで構成され、それぞれ「○○を食べる○○さん」として人物1名につき4点の作品として単品販売を開始しました。
それとは別に、料理と器と手の部分のみを1ポーズとして、4ポーズをセットにした「112401vc:食べるパーツ集〜1集」もリリースしました。
日々ベクターデータを操っているプロフェッショナル各位には、似通ったイラストを4点勧めるより、お気に入りの人物入りデータ1点とパーツ集を買っていただいてバリエは自作してくださいという商品構成もアリなのでは、と考えたからです。トータルのコストも抑えられるし…

といっても多忙な日々です。バリエーション作成に時間がかかるようでは、商品価値はナシとなります。が、ご安心を。超短時間、秒殺という表現はこのシリーズのためにあるようなもの。
と、うそぶいても判りにくいので、実例で紹介します。
とりあえず、「ご飯を食べる女性のイラスト(食する人02)」と「食べるパーツ集 1集」を購入していただいたとして話を進めます。

1.「ご飯を食べる女性のイラスト(食する人02)」をIllustratorで開きます。

2.「食べるパーツ集 1集」も開きます。

図版上段は内容を紹介するための販売用プレビュー画像です。実際のデータをオープンすると下段の用に4種の食べる絵が重なって保存されています。
それでは秒殺の開始です。

3.「食べるパーツ集 1集」のうどんレイヤーのロックを解除し、そのまま全選択(⌘+A)、そしてコピー(⌘+C)します。

4.「ご飯を食べる女性のイラスト(食する人02)」に移動、新規レイヤーを作成し、前面へペースト(⌘+F)します。

5.あとは、「ご飯」レイヤーを削除し、保存するだけです。これだけの動作で別ポーズ「うどんを食べる女性」が完成しました。

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マスコットキャラとの組み合わせに適した、おもちゃ風(トイモデル)シリーズ

Wikipediaに「官公庁のマスコットキャラクター一覧」というページがあるほどに、全国にたくさんのご当地キャラがいて、それぞれが代表する団体の広報や啓蒙活動に活躍しています。
ほとんどの場合、着ぐるみ版とイラスト版がいて(あって)、各々に合った舞台(媒体)に登場しています。
しかし愛されキャラ達のほとんどは3〜4頭身のデザインですから、広報紙などで通常のイラストと組み合わせて使うのは、結構シンドイものがあります。
そこで登場するのが、トイモデルシリーズです。
この連作は3頭身キャラとの組み合わせを想定して制作しています。

実例として、「トイモデルシリーズのパトカー(白黒パトカー)のイラスト」を使って置き換えてみましょう。

1.「トイモデルシリーズのパトカー(白黒パトカー)のイラスト」を開きます。

2.グループ解除して、パーツごとに分けます。図版は、データの重なり具合をずらして表示したものです。

3.搭乗者はウインドウ枠と同サイズのクリッピングマスクでマスキングされているので、それを一旦解除します。図版では、第2層の破線で示してある範囲です。

4.左側のキャラクターを置き換えます。今回、帽子も続けて使用することにしました。

5.位置が決まれば、クリッピングマスクの形状を調整し、マスクを実行します。現実にはフロントガラスを突き破るのはおかしいのですが、挿し絵、キャラ絵ということで、これで完成!とします。

星の数ほどいるマスコットキャラですが、キャラクター活用の見識が高い団体ほどしっかりとしたデザイン計画があり、保存形式もベクターデータを選択している傾向があります。
しっかりしたクライアントとのつきあいに、トイモデルシリーズを活用してください。

トイモデルシリーズには、以下の6種があります。(2018年12月現在)

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自治体広報の仕事に欠かせぬアイテム。ゴミの分別と収集車の図

地方自治体の広報紙等を請け負っていると、春と師走の2回必ず出てくるのが、地域別のゴミ収集日程表です。
情報を分かりやすく伝えるためヴィジュアルを追加する(つまりカットを加える)と、必須なのがごみの分別図、さらにタイトル周りのアイキャッチ効果として加えたいのがゴミ収集車の絵という塩梅です。
ごみの分別の図はこのコラムの6回目「結構詰まって入ってるンですよ、お得な日用品データ」で紹介したので、ここでは収集車、パッカー車のお話。

ネットにも、無料・有料取り混ぜて結構な数のイラストがあがっていますが、以外に収集中、積み込み中のリアビューの絵が少ない印象だったので、カット・ショップでは、側面図を含めて3アングルのパッカー車を上梓しました。
先に「春と師走の2回」と書きましたが、それが毎年繰り返されます。
同傾向の仕事を継続して担当なさるなら、カット・ショップのパッカー車がお勧め。1年1アングルとして3年は同じテイストを持続できます。
また、斜め後方アングルの図は、日程表の飾り以外のごみ収集記事の本文にも使いやすいので、側面図と組み合わせて色んな使い方が可能です。

筆者の暮らす大阪市では、3色のパッカー車が走っています。
ブルーはディーゼル車、ピンクの車は天然ガス車、みどり色はハイブリッド車だそう。
イラレデータであることの利点、色替え簡単を活かし、天然ガス車にちょいちょいと改造してみました。
これでご当地感がアップしました。

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元絵を加工し、フレームアニメを作ってみよう。AIデータからのアニメ作り part3

猫が歩いているGIFアニメを作ることにします。

1.まず、猫のイラスト (三毛猫 1)を開きます。

2.横歩きポーズをリフレクトさせ右向きにします。(図A)

3.レイヤーを複製し、前後左右の足の位置を入れ替えた絵をつくります。(図B)

4.AとBの間の中間のポーズを作ります。今回は1コマ追加で完成させるので、図Cと図Dを作りました。足以外も動いた方がよりスムースに見えるので、しっぽ、おしり、顔の位置を移動させて変化をつけています。

5.part1で行ったように、4ポーズを同一レイヤーにまとめ、“下揃え”と“中心揃え”さらに「サブレイヤーに分配(シーケンス)」を実行し、一番上の絵(図D)を3歩分右へ移動し、全てを選択し、整列コマンド「等間隔に分布」(水平方向)を実行します。

6.さらに4枚のサブレイヤーを複製し、「レイヤー2のコピー」から「レイヤー5のコピー」までを上位に移動します。

7.上位4枚を選択し、そのまま右方向へ移動させます。移動距離は[5.]と同じ距離です。これで4フレーム2周、合計8フレームのデータが完成です。

8.このままpart1の要領で書き出せばswfが、part2のようにPhotoshopへ持ってゆけば、GIFアニメの完成です。

今回は、このままでは歩いているだけで少し寂しいので、三毛猫の他のポーズを使い「おしまい」を出すことにして、GIFアニメでフィニッシュしました。

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Photoshopに持ち込んでGIFアニメ。AIデータからのアニメ作り part2

今回は、flashでなくGIFアニメ作りの巻です。

1.前回使用した「woman_ani.ai」(サブレイヤーに分配済みのもの)を開きます。

2.「ファイル」→「書き出し…」→ファイル形式「Photoshop(psd)」を選択「Photshop書き出しオプション」でレイヤーを保持にチェックを入れ、書き出します。

3.出来上がったpsdファイルを開き、ポーズ別にレイヤーが作られていることを確認します。

4.Photoshopのメニュー「ウィンドウ」から「タイムライン」を開き、「フレームアニメーションを作成」をクリックします。

5.サブレイヤーの数だけフレームを追加し、表示させたい順にレイヤーの表示・非表示を設定してゆきます。フレーム単位の表示秒数、全体のループ回数など前回より細かな設定が出来ます。これは10年ほど前のImageReadyの機能がPhotoshopに組み込まれたもの。

6.全ての設定を終えたら、「ファイル」→「Web用に保存…」→プリセット「GIF128ディザ」で保存します。ここでは保存ダイヤログで「画像のみ」を選択しました。

次回は、「AIデータからのアニメ作り」完結編。
元絵を加工し、少し手間をかけたGIFアニメを作ってみましょう。

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ポーズ集から簡単パラパラアニメ。AIデータからのアニメ作り part1

近ごろトンと見なくなったwebページ上のパラパラアニメ。
2000年頃まではどのページを開いても、ボタンやアイコンがチカチカ、パラパラ、グリングリンしていたものです。

記事中でも図解の矢印を動かしたり回したり、作る側にいた筆者にとっても楽しい時代でした。
現在でも通販や官公庁のサイトのメニュー、ポータルサイトの広告等で時々見かけるWeb用アニメ、AIデータからの作り方を知っておくのもあながち無駄ではないと思います。

ということで今回は、「スーツを着た女性のイラスト01」を使って「ポーズ集から簡単パラパラアニメ」をやってみます。

  1. ファイルを開きます。それぞれのポーズがグループ化されていることを確認して別名で保存します。(ここでは「woman_ani.ai」名で保存)
  2. 5つのポーズを選択し、整列コマンドを使って、“下揃え”と“中心揃え”を実行します。
  3. そのまま50%に縮小します。
  4. メニュー「オブジェクト」→「アートボード」→「オブジェクト全体に合わせる」を実行。

全てを選択し、レイヤーウインドのプルダウンメニューから「サブレイヤーに分配(シーケンス)」を実行。

5つのサブレイヤーに分配されました。一旦保存しましょう。

メニュー「ファイル」→「書き出し…」→ファイル形式「Flash(swf)」を選択、オプションを図版のように設定して書き出します。

以上で、5フレームのswfファイルが出来ました。

出来たのは俗にいうflashです。pcだ、モバイルだ、とプラットフォームは増えてゆく一方。
プラグインの有無に依存しないGIFアニメを作りたいという自然な欲求があります。
次回は、GIFアニメに挑戦します。

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結構詰まって入ってるンですよ。お得な日用品データ

ごみの分別のイラスト
すンご〜く地味な作品ですが、実はこれ、密かに当サイト一番のお買い得商品なのではと思っています。

プレビュー画面では分かりにくいので、普通ゴミ、資源ゴミ、プラスチックゴミの3袋に分別してあるのを解いて、中身だけを並べてみました。

全部で16点、Illustratorデータですから、拡大・縮小しても仕上がり品質に変化はありません。この手のアイテムデータを探している方にとっては、結構なお値打ち品だと思います。いかがでしょう?
カット・ショップらしい使い方の見本として、女性キャラに缶コーヒーを持たせてみました。

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イラスト改造に挑戦!アートブラシで手描きの風合いを加える

たいそうなタイトルをつけましたが、なんということはありません。
塗りだけで表現されている絵に輪郭線をつけて、手描き味を加えてみようという試みです。

1.「高齢者のイラスト(男性)02」の一つを選び、新規ファイルにペーストして保存します。続けてレイヤー1を複製(レイヤーウインドのプルダウンメニュー「レイヤー1を複製」を実行)し、再び保存します。

2.「レイヤー 1のコピー」レイヤーの塗りを順次線に置き換えて行きます。
ここでは線の色として茶色を選択しました。これで塗りのオブジェクトの上に茶色の輪郭線が入ったデータが出来ました。後は輪郭線を任意のアートブラシで指定してゆくだけで様々な筆致の輪郭線が出来ます。(作例は、クレヨン調の自作ブラシを使用しています)

3.実際に作業するとわかりますが、ひとつのブラシを極端に長さの違う線に適用すると太さが変わって別のブラシのようになるので、なるべく全長を揃えるように調整しましょう。図版では肩のラインを長くするため、赤ラインのように描画して襟の下に配置しています。

4.手描き風の味わいを活かすため、服の色を削除、線だけで終わっている部分を作りました。さらに、アクセントをもう一味加えるため、側面のみ別のラインデータを作り別ブラシを適用します。(ここでは、アート_木炭・鉛筆の一つを使用)

5.側面ラインデータを最下面に配置し、完成です。

このテクニックは、こまごまと描かれた絵には不向きのようです。
シンプルに、ざっくりと描かれた絵や器物・小物の類いに使うと面白い効果が期待できると思います。

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スイーツがお好きのようですね。明日は和菓子、芋羊羹はいかが?

今回は人物の基本セットと組み合わせチェンジユニット(パーツ集)として制作された作品の着せ替えを紹介したいと思います。

用意したものは、老人・高齢者のイラスト(女性) 01いも羊羹(和菓子のイラスト 1)のイラストの2点です。

  1. 「老人・高齢者」のショートケーキを食べている図と「和菓子のイラスト」の芋羊羹の図を新規ファイルにペーストします。
  2. それぞれをグループ解除し、ケーキは欄外へ移動。芋羊羹は、当てはめる構図に並べ換えます。
  3. 和菓子ユニットを50%に縮小し左手に移動。親指を皿の上に移動し完了。
  4. 赤いフォークは、先ず-90度回転、続いてリフレクトツール・垂直を実行。さらに-45度回転を実行した後、サイコロ状の羊羹に重ねて置きます。先端部をクリッピングマスクで隠して、突き刺さっている表現を作成しグループ化します。
  5. サイコロ芋羊羹とフォークを右手の位置に移動させ親指をフォークの下に配置します。
  6. 少し雰囲気を変えるため、眼に楕円を描き加えて線の眼を削除、服の色も変えて完成です。

「老人・高齢者のイラスト」シリーズは男女各2名の4体に、お菓子のイラスト集のような「パーツ」シリーズの各ユニットが組み換えられるよう設計されています。
老人4体の確認は、webページのタグ検索で「老人」をクリックして確認してください。

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もっとデフォルメして自前キャラに改造。パンフのタイトル・アイキャッチャーに

前2回の記事で、カット・ショップの作品は「デザイン制作物の見出しや本文カットに使用するデザイナー向けイラストデータ」であることがご理解頂けたと思いますので、今回はその使用法の一つ、「見出し・タイトルに使う」をやってみます。
とりあえずは、情報セキュリティ啓蒙のパンフやフライヤーで、3項目のタイトルが必要だという架空の設定で進行。

  1. 左下のポーズを選択し、グループを解除します。
  2. タイトルのアイキャッチャーに使用するため、頭と拳をよりデフォルメすることにし、まず頭部を120%拡大します。
  3. 次に拳を150%拡大します。
  4. 右の前腕は削除します。
  5. 頭部を任意の位置に移動します。
  6. 左拳も任意の位置に移動し、前腕部の横幅を拡げます。
  7. 見せたくない部分はクリッピングマスクで隠すことにし、範囲を決めます(説明のためピンク破線で表示しています)。そのまま全てを選択しで複製を一つ作成します。
    〈optionキー+ドラッグのコンビネーションでも可(Macの場合)〉
  8. 人さし指を一つ複製し、立てた中指の位置に移動、元の中指を消して「No.2」の完成。〈独立した中指は画かれていないので手のひらの中指に当る部分のアンカーポイントと茶色のラインを削除します〉
  9. 出来上がった「No.2」を複製します。さらに中指をもう一本複製して薬指にし、前項と同じ要領で「No.3」を完成させます。立てた3本の指のバランスは好みで調節してください。

最後にタイトルっぽく角丸の色ベタで囲みテキストを入れれば、情報セキュリティ啓蒙のパンフのタイトル部の完成です。

この記事で使用した素材画像は「スーツを着た男性のイラスト 03」です。

※ 動物カテゴリーなど、『着せ替え人形・パーツ集』構造になっていない作品があります。

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ポーズ集として、パーツ集として。着せ替え人形・東山さん

カット・ショップの作品は、ポーズ集でありパーツ集です。
スーツを着た男性のイラスト 01」は、スーツ姿の男性のポーズが5つ収まったポーズ集ですが、視点を変えて、いろんな部位のブロックが5種類並んでいるパーツの集まり、つまりパーツ集だと眺めてください。

試しに、1つの絵をグループ解除します。

ブロック構成。胴体、頭、腕、手がそれぞれグループになっている

頭部、胴体、上腕(左右)、前腕(左右)に別れます。
着せ替え人形・東山さんは6ブロックで出来ていることがわかりました。
さらに、もう一つ別のポーズも分解し、それぞれのポーズのパーツから、第三のポーズを作ってみます。

  1. ポーズAの左腕(上腕・前腕)を削除
  2. ポーズBの左腕(上腕・前腕)をポーズAの左肩に移動
  3. そのままでは、左前腕が胴体から離れているので、より近づける
  4. はみ出した左上腕の肘部を前腕の肘に接合する
  5. 頭部を好みの角度で回転する
  6. 開いた口を削除し、ペンツールで口のラインを引く
  7. 右前腕部を時計回りに少し回転する

以上で、『少し優しい、これがポイント!』ポーズが出来ました。移動、回転、肩・肘の接合部の調整と口のライン引きだけで新ポーズの完成です。
ベクターデータだからできる、簡単バリエーション作成法です。

※ 動物カテゴリーなど、『着せ替え人形・パーツ集』構造になっていない作品があります。

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ベクターとビットマップ、それぞれに活躍するフィールドがある

トップページにも書いていますが、当サイトでは、2種類のデータを販売しています。
Adobe Illustratorで制作した『aiデータ』を「プロフェッショナル御用達、編集しやすいベクターデータ」として、そして同内容の『透過pngデータ』を「Webやビジネス文書に最適」なデータとして掲載しています。

図版を見ていただくとわかるように、ゴムヒモを引っ張って任意のエリアをかこって、塗りや線を設定してあるのがベクターデータです。
対して右側の絵は、輪郭線も髪の毛の色も、細かな色のつぶつぶの連なりで出来ています。こちらをビットマップデータ(あるいはラスターデータ)といいます。

ベクターデータとビットマップデータの例

ビットマップデータは、拡大するとギザギザが目立ってくるので、供給されるデータの原寸使用が原則です。

一方のベクターデータは縄張りのスケールを変化させるだけなので、拡大・縮小・変形しても画質に影響がありません。データに変更を加えるのも、ゴムヒモの引っ張り具合を変えて形状を変化させるだけなので非常に簡単です(図版中の赤いハンドルが修正作業中の状態)。

カット・ショップは、「プロフェッショナル御用達」のベクターデータがメインですが、ホームページやビジネス文書の作成といった高い解像度を必要としない用途では、Word、Excel、PowerPoint 等で貼り付けて使える、背景を透明にした『透過pngデータ』も併売しています。